『3びきのくま』

K太が3年生の秋に野球をはじめてから、知らず知らずのうちに家族みんなでどっぷりつかった
少年野球”沼”・・・長くて短い、つらくて楽しかった日々からようやく解放されました。

「野球」の予定のない3年ぶりの休日・・・

さわやかな朝の目覚め,
窓から見える空の青さも心なしかまぶしいなぁ〜

朝食が終わるのも待ちきれないのか、
寄ってきて「遊ぼう!!」とせがむK帆。

宿題する手を止めて
「今日は野球ないの?」と尋ねるS子。

遅いかもしれないかも、失われた時間を取り戻さなくては

3月生まれのK帆は、まだ夜寝るときはおむつが必需品。けれども、1歳違いの子どもたちにまじって幼稚園では奮闘している模様。さすが、我が家唯一のB型、そして3人目の意地なのか、
自分の存在をアピールする術には長けているようですが・・・

野球のない最初の週末はそんな成長著しいK帆とお留守番。時間つぶしに行く先はやっぱりまずは図書館から。閉架に”かくれんぼ”に行ったK帆を追いかけて偶然、見つけた「3びきのくま」・・・3歳の彼女の感性にフィットしたみたいで、幼稚園の絵本棚から別バージョンの「3びきのくま」を借りてくるほどお気に入りとなりました。

上の二人とはまったく性向の違うK帆,ただものではないようです・・・
トルストイの言わんとしているところを理解していたりして・・・

ミハエルイワーノビッチ、ナスターシャペトロブナ、ミシュタカぼうや・・・

うまくしゃべれないK帆の肩越しに、これ見よがしに早口で”まくし立てる”S子。

我が家に普通の時間が戻ってきました。

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心の地図(その2)

「まずは、真向かいの酒屋さんを書いてみよう」と私が促すと、S子が下書き用に持ってきたメモ用紙に「さかやさん」と書いて大きく丸を・・・続いて、3件先にあるもう1軒の「さかやさん」、「時計屋さん」と次々に書き込まれていき、あっという間に宿題は終了。

「宿題はこれでいいの?」
「うん。先生は地図を書いてくればいいって言ってた」

マンションのひさしの下で雨にぬれることもなく、簡単に終わったことにほっとしたのですが、つまらそうなS子の顔を見ると何だか、申し訳ない気がしてきたので、

「地図に書いたお店屋さんの人に話を聞いてみようか?」
「うん、行こう、行こう!!」

ということで、酒屋さん、時計屋さん、酒屋さん、パン屋さんにおじゃまし、S子は一生懸命、お店の人に話しかけました。

「××小学校2年1組のS子です。『家の近くを調べよう』という宿題があって、お邪魔しました。お話をきかせてください。」というあいさつ言葉はしっかりと私から教えたのですが、K太にくらべ、大人しくてモジモジくんと思っていたS子がしっかりと挨拶をして、いろいろな質問をしていく姿に娘の意外な一面の発見をしたような気がします。たまたま昨年、K太を担任した先生が、今年はS子の担任となっているのですが、そういえば家庭訪問の時に「お兄ちゃんにくらべはっきり発言することができる」と評していた話を思い出しました。

「お店ができてどれくらいたちますか?」
「時計やさんは時計を作っているのですか?」
「パンやさんは何時くらいに起きるのですか?」
「酒屋さんがこんなに近くに2件もあるのはなぜですか?」

隣の時計屋さんが70年、酒屋さんが96年、もう1軒の酒屋さんが70年という創業からの年月の長さには、わたしもびっくり。手作りパン屋さんは、パン屋さんで使う、パンつくりの機械をつくる会社にいて、手作りパンを作りたくて脱サラしたという興味深い話まで聞けました。一生懸命、メモして帰ったS子は、机に座り、説明つきの地図を完成させ、ご満悦の様子。先生に褒められたよという報告が火曜日にありました。

S子の心の地図にも、毎日のようにたくさんの書き込みがされているのでしょうね。

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心の地図(その1)

6年になったK太の野球三昧に一家で巻き込まれ、プライベートの時間が全くない日々を送っています。そして、私はひょんなことから、チームの監督に、K太はチームのキャプテンになってしまい、たぶん、後から振り返ったときにこれ以上ないであろう、濃密な一年の真っ只中にいます。しかし、疲れで仕事に影響を及ぼすほど振り回されてしまうのは、私の持っている運命というか、宮本輝さんの言うところの業(ごう)なのでしょうね。知らず知らずのうちに集団の中でまつりあげられていくのは昔からのことなので、監督就任が決まったときも、もちろん驚きもありましたが、「やっぱりかぁ~」という想定内だったかのようにふるまう、クールな自分もいて・・・

はじまった苦悩の日々については、ここに書けないことが多々ありそうなので、別ブログでもたちあげようかなぁと思っています。本当、本が軽く一冊書けるかもしれないような勢いで、いろいろなことがおこっていますので・・・。ちなみに先週の土曜、日曜日のスケジュールはこんな感じです。

土曜日(8時半集合→小学校で練習試合3試合~17:00)日曜日(7時30分~12時市内での大会運営のお手伝い 帰宅、昼食12時30分 練習1時30分~18時)


で、S子もそんな間に2年生になりました。週末は全く関われない後ろめたさもあと、あと1年と言い聞かせながら、野球に1日中つき合わされているにもかかわらず、「いろいろな小学校に行けて楽しい」といいながら、K帆の面倒を見つつ、妹軍団と楽しんでくれています。どこにも行っていないのに、妹二人が真っ黒に焼けているのを見ると複雑な気分になってしまいますが。

さて、先週の土曜日、雨で練習が中止になり、ダラダラしているK太とは対照的に宿題をもくもくとしているS子、寄り道、遠回りが多いのでなかなかすぅ~と終わらせないから、ただ時間がかかっているだけだろうなぁと思いつつも久しぶりのお休み、あれこれ言うのもかわいそうということで、私ものんびりデーゲームを見ていました。

突然、「パパ宿題手伝って」というS子の声に、うたたねから起こされた時にはもう夕方の4時。おうちの周りにどんなものがあるかを地図に描く宿題があるので、一緒に行こうとうのこと。窓の外を見ると大雨が降っていたので、あまり気がすすまなかったのですが、S子の頼みとなれば、そんなことは言ってられません。まぁ、さぁ~と周辺を歩けば済むだろうと軽い気持ちで出かけたのでした。

そしてマンションの玄関を出ると、雨は一段と激しくなってなっていて・・・

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Wii Fit

妻の誕生日にwii fit を購入。このブログを書きはじめた頃を読み返してみるとわかるのですが,「ゲーム」に敵対心をもち,「我が家はゲーム無しで子育てをするぞ」と意地になっていた父親はどこへ・・・と言われても仕方ない変節ですが,家族そろって楽しそうに遊ぶ発売時のコマーシャルに,「これならK太ひとりのゲーム機にならないかな」という思いとともに,「野球野球でゲームにのめり込む時間なんかないだろう」と見込んで,昨年の1月にK太にとってはまさに念願のWiiを購入していたのです。予想通り野球一色の生活を送ったK太はあまりゲームに勤しむ時間はなかったものの,年末年始はクリスマスにサンタからプレゼントされたドラえもんのソフトに熱中するあたりはまだまだ年の割には幼いようで・・・ただ岡田尊司氏が『脳内汚染』の中で「上の子にあわせてゲームを解禁することで,下の子が低年齢でゲームに触れる環境を作っていることをお忘れなく」と警告しているとおり,一年生のS子だけでなく,もうすぐ3歳のK帆に対しては,”けじめ”というものを教えていかなければならないなぁとは思いつつも,2人ともK太の野球に連れ回される休日なので今のところは,”ゲーム取り上げ”という事態には至っていませんが・・・
さて,Wii fitですが,これは私のようなメタボリックな中年男性のために作られたのではないかと言えるシロモノです。画面の中の美しい景色の中のジョギングコースに合わせて走るランニングや,専属トレーナーとともに行うヨガなど,日々の鍛練を「つらい」と思わせない工夫にこれなら,ひっとしたら毎日続けることができるかな,スリムな身体に変身するかなと”甘い?おでぶの皮算用”をしてしまいがちですが・・・いよいよゲームもここまで来ると「恐れ入りました」と開発者に脱帽するしかありませんね。いやいやこれはゲームではないのだ,私のような40代に突入した人間にとってはWii fit が寿命の伸び縮みのカギを握っているのではないかと,ある意味,悲壮感をもってこのゲームに立ち向かっていかなければと決意しているところです・・・しかし夜10時になってもなかなか寝てくれないK帆のおかげで妻も私もなかなかWiiのスイッチを入れられない夜が続いていますが・・・今日は,はじめて書籍以外の話題に触れた日記となってしまいました。おやすみなさい,また明日。(お断りしておきますが,私は”岡田信者”ではありません。「ゲームが凶悪犯罪の元凶」と繰り返される主張は理解できないではないですが,”極端”の事例よりも,普通に生活している子どもたちにどんな影響を及ぼしているのかという点について,もう少し論の展開を期待しているのですが・・・)

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『ネズネズのおえかき』

 明けましておめでとうございます。このブログも3年目に突入ということになり、気分も新たに”月一回!?”の更新を目指し、書き続けていこうと思います。

 昨年一年を振り返ったとき、大学時代からの念願の「夜明け前」を読破したことが読書生活の中では大きな出来事でした。約2ヶ月かけて、第1部と第2部の間にインターバルを置きつつも、「何とか読み切った」というわけでもなく、寝る前や通勤の車中など一人の空き時間があれば、読み継いで(「読み継ぐ」という表現はいいですね)いたということは、どっぷりはまっていたということになるのでしょう。村上春樹に没入していた高校卒業時にこの本を手にして、果たしてここまで読み切ることが出来ただろうか?という気がしないでもないので、然るべきタイミングだったような気もします。第2部の最後、精神を害した半蔵が牢屋の中で狂う場面の描写はその様子が目の前に浮かぶほど迫力あるものでした・・・今年もたくさんの名作との”一期一会”を大切にしていきたいものです。

 さて、12月の我が家は騒がしい年末を過ごしました。K太の「オウトゲリ」が妻と私に伝染り、一段落してホッとしたのも束の間、S子がインフルエンザで終業式前に4日間学校を休み、クリスマス前にはインフルエンザではなかったのですが、K帆が高熱で寝込むという、まさに病の巣窟と化したのです。クリスマスイブもK帆が寝込んでいたので、静かな、少し寂しい食卓となりましたが、一年一番のメインイベントの意味を十分に理解していないK帆に対し、終業式前の一週間を寝込んでしまったS子の落ち込みようは激しいものでした。40度前後の熱でわけのわからないことをつぶやいたかと思えば、最後の給食に出されるケーキが食べられないと泣き叫ぶ始末。あまりに不憫なので、ケーキを買って帰ってあげるよと約束したものの、その翌日は、クリスマスどころではない忙しさに、ケーキ屋さんが開いている時間に仕事を切り上げることができず、さ〜て困ったなぁと途方にくれてしまい・・・仕方なく深夜営業のスーパーで二個300円のイチゴのケーキを買って帰ったのですが、熱が下がった翌日に大喜び食べてくれたようで、あ〜約束守れて良かったなぁとほっと胸をなで下ろしたのでした。今までスーパーのプリン売り場の横に並んでいる冷たいケーキなんか買う人いるのかなぁくらいしか思っていたのですが、私ののようにあのケーキを手に取る人には色々なドラマがあるのかもしれないと考え直し、それからはプリンの横に並んでいるケーキの売れ具合が気になるようになりました。そういえば、5年ぐらい前の12月24日、せっかくのイブの夜を仕事でどうしても帰宅することができないことがありました。日付けが変わった帰り、疲れきって立ち寄ったコンビニで、立ち読みする20歳前後の茶髪の男女、そしてその横に座り込んでいる3歳くらいの男の子・・・眠いのか、ぐずり始めたにもかかわらず、その存在を無視して雑誌を読みふける二人。叫び声がひとしきり大きくなってやっと、女性(母親?)の方が、「クリスマスのおもちゃ買ってやるからおいで」とまるで犬をしつけるように色とりどりのプラスチックの玩具がならぶ一角へ手を引っ張っていきました。赤と緑の機関銃のようなものを買ってもらい大喜びの男の子と店を出た二人を真っ黒のスポーツカーで出迎える同世代のもう一人の茶髪の男が待っていました・・・あの男の子、今、何をしているのかなぁ・・・彼のお家にはサンタクロースが来ているのかなぁ・・・

 相変わらずS子との読み聞かせタイムはドリトル先生シリーズが続いています。飽きるどころか、すっかりツボにはまったみたいで今は3冊目の『ドリトル先生とサーカス』に突入。サーカスで虐待されているオットセイを生まれ故郷のアラスカまで逃がすお手伝いをするドリトル先生の活躍ぶりは確かにスリル満点で読んでいるこちらも続きが知りたくなるほどですから、S子が夢中になるのも無理のないことでしょう。一方で絵本の世界もまだまだ卒業ではなかったようで今は、『ネズネズのおえかき』という絵本に夢中です。絵描きのネズネズがまっさらのキャンバスから一枚の絵を書き上げていく楽しいお話に、お絵書きの大好きなS子は「こんなに上手にキリギリスの絵が描けたらいいな」などなどすっかりネズネズになりきっている様子。本当に楽しそうにページをめくるS子の横顔を見ながら、5年前のクリスマスイブの日に偶然出会った、S子と同い年くらいであろう,あの男の子のことが気になって仕方がありません・・・おやすみなさい、また明日。

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